第63回全国溶接技術競技会表彰式

昨年10月に横浜市磯子区のIHI横浜事業所で開催された2017年度第63回全国溶接技術競技会では、史上初めて一大会に女性2選手が出場したことで話題を集めたが、審査の結果、両選手とも見事上位入賞を果たし、その実力を示した。

全国競技会に出場したのは炭酸ガスアーク溶接の部、東京都代表・中村久美子選手(津覇車両工業)と、同広島県代表・渡部香(マツダ)選手。

同競技会の表彰式が6月13日、東京・文京区の東京ガーデンパレスで開かれた。成績は渡部選手が全体の3位にあたる優秀賞、中村選手が16位の優良賞を獲得。全入賞者と共に両選手が晴れの舞台に立った。


◇渡部選手コメント
「今日の表彰式をもって選手としては卒業する予定。練習期間から振り返ってみても、とても充実し、やりがいのある競技生活だった。今後はこの経験を後輩に伝えていきたい」


◇中村選手コメント
「多くの方の協力で全国大会に出場することができ、結果も出すことができたのでほっとしている。今は超音波探傷資格試験に向けた勉強の真っ最中。今後も日々の溶接の仕事やコンクールに挑戦していきたい」


見事入賞を果たした中村選手(左)と渡部選手