“ 海に ”
海を行き来する船や海にある建物では、錆びにくい材料をしっかりとつなぐために溶接が使われています。
“ 空に ”
大空を飛ぶ飛行機やヘリコプターの機体やエンジンに溶接が使われています。
“ 陸に ”
みんながいつも乗っている電車やバス、家にあるクルマにも溶接が使われています。
“ 生活に ”
みんなの自転車や公園のすべり台なども溶接されてできています。よく見ると溶接したところがわかります。
まだまだ広がる溶接の可能性
時速500kmで走るリニア中央新幹線の車両、宇宙に飛び立つロケットのエンジンなど、溶接は未来に向けた技術や製品にも使われています。また人工関節や介助ロボットなど、医療や福祉の分野にも使われており、その使い方はますます広がっています。
溶接ってなんだろう?
工作で紙やプラスチックをくっつけるとき、のりや接着剤を使いますね。それでは、鉄などの金属をくっつけるときは何を使うでしょう? ネジでとめる?それとも強力な接着剤を使う? 重くて硬い金属をくっつけるのに、とても便利で強力な方法が『溶接』です。溶接とは、金属などの材料に熱や圧力を加えて接合する(くっつける)方法を言います。
なくてはならない溶接
溶接という技術がなかったらどうでしょう? 例えば電車は、下の絵のようにいろいろな部品をつなぎ合わせてできています。もし溶接しないで組み立てたら、走行中にバラバラになってしまうかもしれませんね。
溶接とは
2個以上の部材に圧力を加えて、一体化した1つの部材を作る作業です。
溶接する部材の特性や性質を知ることが重要です。うまくいったように見えても、間違えると壊れてしまいます。
溶接の適用分野
溶接は、様々な工業製品作りを支える重要な基盤技術です。