前編では金子マイスターもビックリの腕前をみせてくれた濵さん。後編では最終試験の様子をお送りいたします。最終試験では濵さんが愛してやまないバスケットボールにちなみ、バスケットボールケース作りに挑戦しました。

特製ジグに興味津々・・・

まずはコベルコ溶接テクノさんに用意していただいた特製ジグを使って底板を溶接、次に側板を溶接・・・姿勢を試行錯誤しながら根気よく溶接作業の繰り返しです。

難しい体勢で溶接中

そして最後は濵さんが所属するチーム8の「8」の輪郭を全周溶接です。全周溶接は初めての濵さん。金子マイスターからの「エイト愛を発揮してくださいね!」のエールに「ボロボロやったらどうしよう(笑)」と不安な様子。

初めての全周溶接に緊張気味の濵さん

しかし、これもいざ溶接を始めると持ち前の溶接センスを発揮!金子マイスターからのアドバイスをいただきながら、テンポよくこなしていました。

最難関「8」の部分の全周溶接

そして遂にバスケットボールケースが完成!溶接個所は実に30箇所以上にのぼりましたが、仮付けから組立てまで、全て濵さんが溶接しました。

完成したバスケットボールケース

金子マイスターのコメント
練習から課題の制作まで取り組んでもらい、特に「8」の部分の難しい溶接もやり遂げてくれて、これはもうバラエティを超えたバラエティでした(笑)、感動しました。実は、本当に作品が出来上がるのだろうかと不安に思っていたのですが、最初の練習を見て安心しましたし、濵さんのセンスと溶接の“好きさ”を感じました。教える側にとっても勉強になりました。今後も多くの師匠に出会い溶接道を究めていくと思いますが、安全最優先でがんばってほしいです。そしていずれはJIS検定に挑戦してもらいたいですね

無事完成してホッとするお二人

濵さんのコメント
この企画が決まった時から不安でした。趣味程度の腕前なのでガッカリされるのでは?と思っていましたが、金子マイスターにたくさんほめていただいて、すごく自信になりました。今日の出来は100点中100点かな?(笑)今後は資格取得も目指したいし、金子マイスターのようにきれいな、ずっと同じ幅の溶接ができるように頑張りたいです。
溶接とはどういうものなのか、実際に見たことのない人が多いと思います。私が溶接を始めてみて思うのは、まずは溶接を体験してほしいということです。たぶん自発的にやろうとしている人が少ないだけで、きっかけさえあればその楽しさを感じてもらえると思います。今回の企画がきっかけとなり、溶接の輪が広がると嬉しいです。

バスケットボールケースと一緒に

AKB48チーム8は2014年、「会いに行くアイドル」をコンセプトにAKB48から誕生チームです。全国47都道府県から一人ずつ選ばれた代表メンバーで構成されており、濵さんは滋賀県代表として活躍しています。

今回撮影した「はまちゃんの溶接道」は、テレ朝チャンネル1「AKB48チーム8のあんた、ロケロケ!ターボ」内で2020年12月25日(金)と2021年1月22日(金) の22:00からリピート放映予定です。ぜひご覧ください!

番組公式サイトはこちら
https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/variety/0132/