溶接女子七つ道具

大島造船所で活躍する溶接女子3人に、
日ごろの業務に欠かせない必需品を
紹介していただいた。

防じんマスク(小さいタイプ)
一般的なサイズは顔の小さい女性が装着するとどうしても隙間ができるため、小さいサイズが欠かせない

オリジナル「耐熱カバー」
たていしさんが自動溶接を担当していた時、工具関係者に要望してつくってもらった。従来、自分以外の人が周りで溶接している場合、マスクの周囲の露出した肌が焼ける悩みがあったが、このカバーを付けることで解消された
※本カバーは溶接作業現場の巡視時に日焼け止めに 使用するものであり、溶接作業用ではありません。

日焼け止め
市販の「SPF50」を使用。日焼け止めは必需品だ

小さい軍手
軍手と手の間に隙間ができるとスパッタが入ったりするので手にフィットした軍手を選ぶ


万が一アークを直接見てしまって目が痛くなった時にクールダウン

ソーイングセット
作業服のボタンは取れ易いもの。ボタンが取れかけて作業をしている人を見かけると、たていしさんはソーイングセットを出して縫い直すよう声をかける

女性用ヘルメット
大きすぎるヘルメットを使うと下向き作業が多い溶接ではおでこのところに隙間ができ、ヘルメットが動くためおでこが荒れてしまうことも悩みの一つ。最初に支給されるヘルメットは女性には大きい場合が多いので、女性用の小さいヘルメットがお勧め。ヘルメットが大きい場合はタオルなどで隙間を防ぎ、フィットさせると良い

ヘアバンド
髪の長い人はヘルメット着用の前に、ヘアバンドで髪を束ねておくと便利。たていしさんは100円ショップの商品を応用

マニキュア
女性にとっておしゃれは大事。爪の保護にもなる